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ヒューリック/成田市の物流施設開発が地域経済牽引事業計画承認

2024年05月27日/物流施設

ヒューリックは5月23日、千葉県成田市で計画している国際航空貨物に対応した大型物流施設の開発が、地域未来投資促進法に基づく地域経済牽引事業計画に承認されたと発表した。

<施設イメージ>
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<計画地の位置図>
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同社が進める「成田国際空港の機能と一体的利用となる国際航空物流施設開発」では、千葉県成田市下福田地区の土地約45万m2に、航空貨物の輸出入拠点となる大型物流施設(国際航空貨物コンビナート)の開発を計画している。

開発予定地は、国道464号(北千葉道路)の整備によって成田国際空港とのアクセス性向上が見込まれており、同空港の機能と一体的利用が可能。

半導体関連の精密機器や自動車部品、医薬品、高級食材等の輸出や、国際ECの拠点としての役割を担い、日本の経済活動の活性化に寄与する施設を目指しており、成田国際空港C滑走路が完成する2029年3月末に合わせて稼働開始を予定している。

なお、開発予定地の一部には農地が含まれているため、地域未来投資促進法の弾力的活用によって諸手続きの早期完了を目指している。

千葉県と成田空港周辺9市町(成田市ほか3市、5町)は、国際的な産業拠点の形成を目指し、「地域未来投資促進法」に基づく「成田新産業特別促進区域基本計画」を2023年3月に策定している。

同基本計画では、首都圏の広域的な幹線道路網を構成する圏央道や北千葉道路等の交通・物流インフラに加え、国内外に豊富なネットワークを有し、国内最大の貿易港である成田国際空港を核に、国際的な産業拠点の形成を目指している。

地域未来投資促進法を弾力的に活用することで、重点促進区域内で成田空港の機能との一体的利用が必要な物流施設等を整備する事業者は、例外的に、農地を含む土地を事業用地として選定することができる。

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