商船三井テクノトレードの販売する船舶用省エネ装置PBCF(Propeller Boss Cap Fins)が、海運業界の脱炭素化に貢献する技術だとして、船舶海洋系3大学会の一つ日本マリンエンジニアリング学会から認定を受けた。
<5月31日 認定式の様子>
5月31日の認定式で「マリンエンジニアリングの航跡~未来へ続く先達の功績」として評価された。
<省エネ装置PBCF>
PBCFは1986年、商船三井、西日本流体技研、ナカシマプロペラ(当時はミカドプロペラ)が共同開発したもの。船舶の燃料消費量を平均3~5%削減する。
プロペラ後方に発生するハブ渦を解消することでプロペラの推進効率を改善し、大型コンテナ船1隻に装着した場合、年間約9000トン以上のCO2排出量削減効果があるという。
2024年5月末現在の販売数は4178隻。PBCFによって累計で約6700万トンのCO2排出量削減に貢献したと算出されている。
商船三井/合成燃料の生産推進へ 米HIF Global社に出資