商船三井グループのMOL Middle East FZE(MOLME)は6月13日、ドバイの倉庫事業大手であるINDU KISHORE LOGISTIC LLC(INDU)と、物流合弁企業「MOL INDU Warehousing and Logistics」を設立すると発表した。
INDUはドバイのジュベール・アリ経済特区(JAFZA)において自営倉庫を保有しており、この協働により商船三井は中東地域の物流拠点強化を図る。
<JAFZAで行った署名式、左端が商船三井アジャイン・シン専務>
商船三井グループはグローバルに総合物流事業を展開し、INDUはドバイの有力な大手倉庫事業者として約14万m2を超える倉庫を運営している。
両社の強みを活かすことにより物流サービスを充実させ、多様化する顧客ニーズに応えることを目指す。
また合弁会社は主要市場へのアクセスや貿易取引等に強みを持ち、かつ先進的なビジネスインフラが充実しているJAFZAを拠点とする。
商船三井のアジャイ・シン専務は、「アラブ首長国連邦は世界各地との経済活動を通して、インド、欧州、東アフリカおよび中東近隣諸国への玄関口としてグローバルサプライチェーンの中心となっている。我々もその成長の一端を担うべくドバイでの活動を強化していく」とコメントしている。