エミレーツ航空は6月17日、エミレーツスカイカーゴがEUのGDP認証を受けたドバイ国際空港の医薬品専用施設で、航空貨物用パレット・ポジションを新たに94箇所設置し、全自動冷蔵室を拡張することで、温度変化に敏感な医薬品とワクチンの取扱能力をさらに強化したと発表した。
これにより、ワクチンやその他医薬品の保管および取り扱いのために温度管理(2~25℃)されているエリアが2600m2増加する。ドバイのハブ空港で取扱える医薬品の量が増えることで、高まる新型コロナウイルスワクチンの輸送需要に対応することが可能となり、エミレーツスカイカーゴは医薬品航空輸送での業界リーダーとしての地位が一層強化される。
今回の拡張エリアでは、1度に約6000万~9000万本の新型コロナワクチンを保管することが可能になった。
2020年下旬以降、エミレーツスカイカーゴは250便以上で60都市以上に向けて7500万本を超える新型コロナワクチンを輸送しており、国際流通において主導的な役割を果たし続けている、としている。
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