川崎汽船グループはこのほど、チリ共和国のグループ会社“K”LINE CHILE LIMITADA(KCL)などと連携し、首都にあるサンチャゴ日本人学校で使う児童用の新しい学習机や椅子を日本から無償輸送することに協力した。
KCLが学校から委託を受け、グループを挙げての横断的なチームワークで実現した。
<左からKCL石川社長、サンチャゴ日本人学校の松本事務局長と早川校長、KCL橋爪マネージャー>
チリ側でKCLがフォワーダーや総合物流プロバイダーのノウハウを活かし、横浜港からの輸出、海上輸送、チリのサンアントニオ港における陸揚げ、輸入通関、学校への配送、と一貫輸送に関する一連の手配を行った。
日本側では、学習用机と椅子を横浜港で受託後、ダイトーコーポレーションが輸出通関と本船への積み込みを担当。
海上輸送はサンアントニオ港に定期入港している川崎汽船の自動車船が担い、チリ到着後、学校までの配送はKCLが実施した。
グループとしては「今後もこうした活動を通じ、次世代の育成に協力していきたい」としている。