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セイノーHD/三菱電機ロジスティクスの株66.6%取得、価格は572億円

2024年06月18日/SCM・経営

セイノーホールディングス(HD)と三菱電機は6月18日、三菱電機が保有する三菱電機ロジスティクスの普通株式の一部(所有割合 66.6%)のセイノーHD による取得に係る株式譲渡契約書及び株主間契約を締結した。

これにより三菱電機ロジスティクスは三菱電機の子会社から、セイノーHDの連結子会社となる。所有割合はセイノーHDが66.6%、三菱電機が33.4%。取得金額は572億7600万円。

セイノーHDはサステナブルな物流を目指し「特積みのセイノーからロジのセイノーへ」を重点戦略として掲げている。

三菱電機はグループ全体でのサプライチェーン最適化を推進しており、その物流分野を担う三菱ロジスティクスは、三菱電機の事業、製品等に精通し、大型機器・設備等の特殊輸送や半導体、精密機器の輸送ノウハウを持つ。

セイノーHDはこうしたノウハウを活用し、エレクトロニクス領域における対応力を強化する。

また三菱電機は、三菱電機ロジスティクスがセイノーHDの持つ国内・海外の輸送網や情報システムやデジタルプラットフォーム等を活用することで、調達から販売までの物流を効率化し、安定的な供給網を確立する。

さらに三菱電機ロジスティクスは、セイノーHDが有する国内外の顧客基盤を活用し三菱電機グループ外へのサービス提供を拡大することで、企業価値向上に繋げたい考えだ。

譲渡後の三菱電機の三菱ロジスティクスの持ち株は33.4%となり、持分適用会社となる。取引は関係当局の承認後、2024年10月1日を目途に実施する予定。

■異動する子会社の概要(2024年3月31日現在)
名称:三菱電機ロジスティクス
所在地:東京都中野区中野四丁目 10-1
事業内容:ロジスティクス事業、輸配送事業、工場・事務所等の移転・引越事業、倉庫業、物流拠点(配送センター等)運営、国際物流事業、物流コンサルティング
業、その他物流に係る付帯業務
資本金:17億3500万円
設立年月日:1958年7月1日

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