乾汽船が11月8日に発表した2025年3月期第2四半期決算によると、売上高166億9600万円(前年同期比11.7%増)、営業利益28億2400万円(231.3%増)、経常利益27億900万円(146.9%増)、親会社に帰属する当期純利益32億6100万円(987.7%増)となった。
外航海運事業では、中東情勢の緊迫化やそれに伴う紅海航路の回避等がハンディ船市況を押し上げ前年度と比べ堅調となり、売上高は126億2300万円(18.3%増)、営業利益は20億9800万円(21億3800万円増)だった。
倉庫・運送事業については、物流業界において貨物保管残高が前年同期を下回る水準で推移し、貨物取扱量は前年同期と概ね同水準で推移。
グループの倉庫・運送事業としては、文書保管の取扱高の増加があった一方、連結子会社の引越業における取扱高が減少したことで、売上高は19億1000万円(3.2%減)、営業利益は1億4800万円(39.7%増)だった。
通期は、売上高323億2600万円(9.6%増)、営業利益15億7300万円(6.3%減)、経常利益15億800万円(21.3%減)、親会社に帰属する当期純利益68億2400万円(471.1%増)を見込んでいる。
乾汽船 決算/4~6月の売上高6.6%増、営業利益122.9%増