鴻池運輸が8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高837億600万円（前年同期比8.8％増）、営業利益64億5800万円（63.6％増）、経常利益68億5700万円（60.2％増）、親会社に帰属する当期利益63億2700万円（141.3％増）となった。
セグメント別では、複合ソリューション事業の売上高は540億7200万円（8.5％増）となり、営業利益は、64億2500万円（63.1％増）となった。
空港関連での国際旅客便の復便及び単価アップの獲得や鉄鋼関連における生産請負作業での大口スポット作業の継続獲得や環境部門での取扱量増、食品プロダクツ関連における倉庫・輸送取扱量の増加や新拠点の稼働があり、売上高は増となった。営業利益は空港関連での取扱量増加に伴う黒字転換に加え、鉄鋼関連の環境部門での取扱量増加及び燃料費削減取組や継続しての業務効率化や適正単価の収受により収益改善に努めたため、増となった。
国内物流事業の売上高は136億7000万円（3.8％増）となり、営業利益は、8億9300万円（8.6％増）となった。
食品関連における取扱量の増加や単価アップの獲得や生活関連における通販品の取扱量の増加により、売上高は増となった。また、増収効果に加え適正単価の収受及び業務効率化等により収益改善に努めた結果、営業利益も増となった。
国際物流事業の売上高は159億5100万円（14.6％増）となり、営業利益は10億7800万円（41.6％増）となった。
航空貨物運賃市況の回復や米国冷凍冷蔵倉庫等での取扱量の増加、メキシコ子会社の連結化により、売上高は増となり、取扱量の増加や新規連結の効果等により営業利益も増となった。
通期は、売上高3400億円（7.9％増）、営業利益180億円（8.2％増）、経常利益180億円（5.7％増）、親会社に帰属する当期利益120億円（5.7％増）を見込んでいる。
