阪急阪神エクスプレスは8月14日、香港法人であるHANKYU HANSHIN EXPRESS (HK) LIMITEDが、国際認証機関である DQS からTAPA FSR 2023 の認証を7月9日付で取得したと発表した。
TAPA FSR 2023 認証は、ハイテク製品を始めとした高価値商品の保管と輸送に関わる施設のセキュリティに関する厳格な要件を定めた、世界的にも認められている米国発祥の規格。TAPAとは、“Transported Asset Protection Association”の略で、輸送・物流業界に特化した国際的に有効なセキュリティ規格。
認証は要件項目数が最も多いLevel Aから最小限のLevel Cの 3 段階に分かれており、香港法人はLevel Aを取得。また、施設は航空輸出専用の青衣倉庫を対象として認証取得したことにより、セキュリティ要件の高い米国向け旅客便への ULD ビルドアップも可能となり、今後の米国向け航空貨物の更なる取扱拡大に弾みをつけることになった。
さらに、盗難や紛失リスクの少ない、安全性の高い施設で貨物を取扱う事業者として認められたことにより、ISO9001、ISO14001、ISO27001、ISO45001、AEOなど既に取得済みの他規格との同時適用による相乗効果も期待できるとしている。
