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三菱ふそう/ドコマップジャパンと提携しドライバーの労務管理サービス提供

2024年08月30日/IT・機器

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は8月29日、ドコマップジャパンが展開するドライバー向け労務管理アプリケーション「docomapPLUS」をMFTBCのテレマティクスサービス「Truckonnect(トラックコネクト)」に追加し「docomapPLUS powered by Truckonnect」としてサービスを開始したと発表した。

「docomapPLUS powered by Truckonnect」は、ドライバーが作業状況を記録するアプリケーションで、記録する作業項目は自由に設計が可能な為、必要な情報のみを作成し記録することが可能。ドライバーが記録した情報は管理者がリアルタイムに可視化できるほか、自動で日報が作成される。また、改善告示基準にも対応しており、連続運転が発生した場合はアプリ上でアラートが検知される。車両の運行状況の管理を行う「トラックコネクト」にくわえて、ドライバーの労務管理も行いたい顧客のニーズに対応する。

「docomapPLUS powered by Truckonnect」の主な機能として、フルカスタマイズが可能な作業項目がある。ドライバーが利用する作業項目は自由に設計が可能な他、複数のグループを作成できる。その為、長距離ドライバーや定期便配送、夜間配送といった作業項目が異なる場合にも対応が可能になる。

リアルタイムでの作業状況の把握が可能だ。各ドライバーの作業情報をリアルタイムに確認・管理することで、配達の遅延を防止する。作業に遅延が発生している場合等で、運行管理者は迅速な対応ができ、ドライバーの作業時間の有効活用をサポートする。

また、帳票の自動作成が可能だ。ドライバーが入力した内容が自動で日報・月報として作成され、ドライバーが事務処理にかかる時間を短縮できる。更に出勤簿やオプションサービスのアルコール検知機能「ALC」を利用の場合は点呼簿の作成も可能になる。

さらに、改善告示基準に準拠し、休息期間や連続運転超過が発生した際に注意喚起が表示される。連続運転ではアプリ上でアラート機能もあり、更に運行管理者がメールでアラートを受信することも可能だ。

そのほか、運行管理者はアプリ上でドライバーにメッセージを送信することが可能で、送信されたメッセージは自動で読み上げられる。その為、運転中の操作や積卸作業の中断をする必要もない。送信は個別送信と全ドライバーへの一斉送信が可能。また、各ドライバーの個別のスケジュール作成が可能。これにより、日々の運行管理者による業務効率が向上する。ドライバーはスマートフォンのアプリケーションで簡単に作業スケジュールを確認できる。

対象車種は三菱ふそうのトラック全車種。他ブランドのトラックも所有の顧客は、FUSOトラック以外の車種でも使用できる。利用料金は月額500円(税別、1ユーザーごとの月額利用料)となっている。

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