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アート引越センター/ヤマトホームコンビニエンスを完全子会社化

2024年08月29日/SCM・経営

アート引越センター(アート)とヤマトホールディングス(ヤマトHD)は8月29日、ヤマトHDが保有するヤマトホームコンビニエンス(YHC)の全発行済普通株式の49%をアートが取得し、アートグループの完全子会社になることに合意したと発表した。

<両社のロゴマーク>
20240829art - アート引越センター/ヤマトホームコンビニエンスを完全子会社化

アートは、引越業界のリーディングカンパニーとして、引越を「サービス業」と捉え、顧客の「あったらいいな」を形にした様々なサービスを展開し、顧客から高い評価を受けている。また近年は、引越だけでなく、より良い暮らし方を提案する企業を目指し、事業領域を拡大している。

YHCは、大型家財の配送サービス「らくらく家財宅急便」や、顧客の「手軽で安心な生活空間の移動」を実現する単身者向け引越サービス「わたしの引越」などを提供している。

アートとヤマトHDは、ヤマトHDが保有するYHCの発行済普通株式の51%を2022年1月17日付けでアートに譲渡することに合意した。アートと YHC が培ってきた技術力と品質を融合させ、より利便性の高いサービスを提供するとともに、大型家財の配送サービスをアートグループの新たな事業の柱にすべく取り組んできた。

このほど、その取り組みの成果が着実に結実し、大型家財の配送事業と引越事業のシナジー効果が確認できたことを受け、アートグループ全体のさらなる成長を目指すために、YHCをアートグループの完全子会社化することを決定したもの。

株式譲渡日は2025年1月1日。YHCは、2025年1月1日付で社名を「アートセッティングデリバリー」に変更予定だ。

なお、ヤマト運輸が提供する「らくらく家財宅急便」と「海外引越」は、引き続き、アートグループと連携してサービスを提供する。

アートグループとヤマトグループは、引き続き、双方の経営資源を生かしながら協業し、大型家財の配送事業の拡大と引越事業の高度化を図る。より高品質で利便性の高いサービスの提供により、物流業界に新たな風を吹き込んでいくとしている。

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