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CBRE/小郡ロジスティクスセンターの開発を全面的にサポート

2024年09月03日/物流施設

CBREはこのほど、福岡県小郡市の不動産開発プロジェクト「小郡ロジスティクスセンター」において、開発用地の取得から施設の開発、リーシング、施設管理、施設売却までをワンストップでサポートしたと発表した。

<小郡ロジスティクスセンターの外観写真>
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プロジェクトは、CBREの福岡支店が、小郡ICより至近で九州各県へのアクセスが可能な交通の要衝に位置する土地の売却ニーズをキャッチしたことからスタート。CBREでは、マーケットの調査・分析結果に基づき、ボリュームプランを含む企画設計を行い、この土地の不動産価値を最大化するプランを策定した。

プランに基づき、CBREは投資用不動産を運用する部門であるアセットマネジメント(AM)部門が主導し、AMの一部の業務をボルテックス投資部門へ委託する形で、共同で物流施設の開発を進める事業スキームを構築し、投資家3社が出資する特別目的会社(SPC)を通じて用地を取得した。

また、開発・施工フェーズでは、CBREはコンストラクションマネジメントの立場で、計画・設計・入札・施工・維持管理の各段階で、品質管理、コスト管理、スケジュール管理などのマネジメント業務に至るすべてをサポートした。

運用フェーズにおいても、CBREはリーシングマネジメントと施設管理を受託した。福岡支店の物流リーシングチームのネットワークを活用し、卸売や物流企業などの借主候補先へのアプローチを通じたリーシング活動を展開した結果、施設竣工の約3か月前の2023年12月には、一棟借りテナントとの賃貸借契約を締結し、満室稼働で竣工した。

CBREのAMは、用地取得時、竣工後に本格的にテナントリーシングを進めて1年後に売却する予定だったが、早期に満室稼働を実現できたため、想定していた時期より前倒しで売却する方針に切り替え、投資家の資金効率を高めることに成功した。

■概要
名称:小郡ロジスティクスセンター
所在地:福岡県小郡市隈字向浦83-20
交通:甘木鉄道「今隈駅」約0.7km(徒歩約9分)、大分自動車道「筑後小郡IC」約0.5km(車で1分)、「鳥栖JCT」約5.7km(高速道路で約6分、「福岡IC」約32.6km(高速道路で約30分)、「博多駅」約32km(車で約34分)
敷地面積:1万2167.09m2
延床面積:1万9106.61m2
構造・規模:鉄骨造・地上3階建て
竣工:2024年2月末

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