ハコベルは8月28日、吉田海運ロジソリューションズが小郡物流センターで、ハコベルの「トラック簿」採用でトラックの遠隔受付に対応でき、待機列発生を回避できるオペレーションを実現したと発表した。
吉田海運ロジソリューションズは、2020年に小郡物流センターの稼働を開始。小郡物流センターは、立地の関係で敷地内にトラックの待機場所を設置できないという課題を抱えており、敷地周辺での待機列発生を回避するため、遠隔受付ができるシステムの導入が必要だった。求めていた遠隔受付に対応でき、待機列発生を回避できるオペレーションが組める「トラック簿」を選択した。
「トラック簿」の遠隔受付機能を活用することで、トラックの受付から退場までのスムーズな流れを構築し、周辺渋滞を回避するオペレーションを実現した。受付の段階で荷主情報や積荷情報を回収できるため、倉庫側はその情報に応じてバースの指定や荷下ろしの準備を進めることができる。
さらに、蓄積されたデータの集計からおおよそ何曜日の何時頃に何の便が来るのかがわかるため、予想される作業量に合わせて必要な人手を当てられるようシフトを組むこともできるようになっている。
現状は入荷トラックでの運用のみだが、出荷トラックでの運用による更なる効率化も視野に入れている。また、バラ積みが多く箱の変形も起こりやすい冷凍冷蔵品を扱っているため、荷主の協力も得ながらパレット化などの対応も進めていきたいと吉田海運ロジソリューションでは考えているという。
■導入成果・事例記事
https://www.hacobell.com/case_studies/abb2shvpd
ハコベル/「トラック簿」導入で山九福岡物流センターの担当者の負担を大幅改善