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日本通運ほか/倉庫作業用モビリティ開発、ピッキング負担軽減へ

2024年09月09日/IT・機器

日本通運とWHILL社は9月9日、共同で開発を進めていた「倉庫作業専用モビリティ」の試作機が完成したと発表した。

今後、日本通運の倉庫で実際に使用し、製品化と量産化を目指す。

<倉庫作業専用モビリティ>
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「倉庫作業専用モビリティ」は、作業しやすい位置に自由にカゴを移動して固定できたり、高い棚にアクセスできるよう座面が昇降したりするほか、狭い通路でも回転できるよう回転半径を450mmに抑えた点が特長。

長時間の倉庫作業による身体的負担を軽減し、直感的に操作できるため乗り心地の良さや快適な作業環境を実現した。環境に応じカスタマイズもできるという。

日本通運は、先進的なロボットや作業補助機器を導入して職場環境を整備することで、これまで倉庫で働くことが難しかった人たちの障壁を取り除くことを目指す「誰にもやさしい倉庫」(NX Universal Harmonious Work Warehouse) プロジェクトを実施している。

その第1弾として、 WHILL社が既に一般向けに展開していたモデルを試験導入したが、ピッキング作業を行う際に、商品を入れるカゴを片手で押さえながら、もう片方の手でコントローラーを動かさなければならないなど、課題があった。

そこで、課題解決のため日本通運とWHILL社が、それぞれの技術とノウハウを持ち寄り共同開発。このほど試作機が完成した。

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