商船三井は9月13日、国際物流の脱炭素化に取り組む環境イニシアチブ「Book and Claim Community」(BCC)のボードメンバーに日本企業として初めて参画したと明らかにした。
BCCは、本部をアムステルダムに置く。温室効果ガス(GHG)削減に取り組む国際的な非営利団体であるオランダの「Smart Freight Centre」と米国の「RMI」が2023年に共同で発足させた。
Book and Claimの開発を進めるとともに、脱炭素に取り組む世界中の団体・企業間の情報共有や連携強化を図る。Book and Claimとは、脱炭素燃料を導入した船舶の削減価値をシステム上で記録(book)し、削減価値を別の船舶や顧客のシステム上で移転・主張してもらう(claim)方法。
商船三井は、海運業界における脱炭素に向けた活動や、GHG排出削減量をトークンとして割り当てる「カーボン・インセット」の取り組みが評価され、参画することになった。
ボードメンバーは、創設からのAmazon、Deloitte、DHL Group、Microsoft、Shell、World Energyほか、新たに商船三井のほかにMeta、NORDEN、UPSが加わった。
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