日本郵船は9月19日、グループの技術ソリューションを統合する新ブランド「HULL NUMBER ZERO」(ハルナンバーゼロ)を立ち上げた。
2023年4月に新設した船舶事業グループが中心となり、設計・建造・運航・メンテナンスなど全段階の課題に対応するという。
対象となる事業としては、例えば、建造監督派遣、図面審査など、船舶建造の際に必要となるソリューションなどを提供する。
本船機関データをフィリピンのモニタリングセンターで遠隔監視したり、AIや現役機関士による早期異常検知サービスを提供したりもする。
船員のウェルビーイングに関するソリューションや、舶用機器やデバイスの販売、保守点検なども行う。
海運業界はDX(デジタル・トランスフォーメーション)とEX(エネルギー・トランスフォーメーション)が急速に進んでいることから、新ブランドを通じ、グループが持つ技術力をこれまで以上に活用してもらえるようにしたいという。
ブランド名は「ゼロ番船」を意味し、新しい価値を生み出すイメージを表している。
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