日本郵便は11月から、年賀状と共に選べるギフトを贈れる「POST&GIFT」年賀はがきを新たに販売する。
QRコードが印刷されており、受け取った人がWEBにアクセスして好きなギフトを選べる仕組み。
ギフト金額は500円、1000円、5000円の3種類で、文字や絵を書くスペースをたっぷり取ったものと干支の絵柄が大きく入ったものの各2種、計6パターンある。ギフトサイト手数料や配送料を加えた売価はそれぞれ620円、1120円、5500円(税込み)とし、計100万枚を発行する。
QRコードの有効期間は来年3月末まで。引き換え可能なギフトは、全国で店舗展開するコーヒー、飲食チェーン、エンターテイメント施設などで使えるギフト券やクーポンのほか、1120円と5500円の場合は配送ギフトとして菓子や牛肉のセットなども選べる。
はがきには送り先の住所が必要だが、SNSで手軽に送るよりもメッセージ性が強く、例えば「年末年始に帰省できない実家へ」「正月に会えない孫へのお年玉に」「職場でお世話になっている人へ」といったパーソナルな目的で活用してもらうことを想定。
「年賀状離れ」が進むなか、ギフト市場はより相手やシーンに合わせて贈れるよう進化しており、はがきに付加価値を付けることで新たなジャンルの商品化を目指す。
なお、「POST&GIFT」年賀はがきの販売場所は、全国の中央郵便局53か所と、郵便局のネットショップ。