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通販物流会社GDL/9月13日破産手続き開始決定、負債約33億円

2024年09月24日/SCM・経営

帝国データバンクは9月20日、埼玉県深谷市の通販物流会社のGDLが9月13日にさいたま地裁より破産手続き開始決定を受けた、と発表した。

GDLは2012年11月に設立。当初はインターネットによる清涼飲料水の販売を行っていたが、その後商品の保管や運送代行をはじめとした物流事業に参入。近年は埼玉県内に大型倉庫を開設して、通販業者が扱う商品の物流全般の代行業務を中心に、自らもネット通販を行っていた。

後発業者であるものの、代表の斯業経験を生かした積極的な営業戦略が奏功し、2018年9月期に約6億1300万円であった年収入高は、2023年9月期には約57億300万円に拡大していた。

しかし、急拡大する体制に内部管理が追い付かず、近年は取引業者に対する支払い面で支障を来し、対外信用が低下していた。2024年に入ってからは経営が一層不安定な状態に陥り、金融機関や取引先の警戒感は高まり、資金繰りも悪化していた。スポンサーを招聘して再建を目指すも、明確な再建計画が描けず、5月に事業を譲渡し、事後処理を弁護士に一任していた。

負債は申請時点で債権者約150名に対し約33億円(うち金融債務約25億円)。

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