ANAは9月21日、長崎県との連携協定のもと2023年から進めているANAのスピード輸送を活用し、カスミが運営する首都圏のスーパーカスミ「BLΛNDE」の3店舗が「長崎県・五島列島フェア」において、長崎県・五島列島の朝〆鮮魚の当日店頭販売を行った。
当日、五島福江空港を午前9時40分に飛び立ち、滑走路の状況により若干遅れたが、福岡空港で積み替え、羽田空港に14時30分に到着。羽田空港からはANAカーゴが担当。3店舗「BLΛNDE研究学園店(茨城県)・BLΛNDEつくば並木店(茨城県)・BLΛNDE三郷店(埼玉県)」に届いたのは、夕方となったが、試食等もあり、顧客からは「今度は飛行機で運んだのね」といった歓迎の声も。
朝〆鮮魚と銘打っただけに、獲れた魚種は若干違い、当初予定のケンサキイカや真鯛に替わり、コウイカやニザダイ、カンパチ、アジ等になった。
カスミの当日店頭販売はこれまでも新幹線で実施したことがあり、今後も定期的に当日配送の機会を作っていくとしている。
また、ANA長崎支店でも、五島漁協が東急ストアで実施したこともあり、カスミとの協業を契機にさらに拡大していきたいとしている。
なお、当日輸送の取り組みにおいて、「離島発」は今回が初めての実施となった。
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