国土交通省は9月24日、日本貨物鉄道(JR貨物)に対して立ち入り調査を実施した。
3か所の車両所において、輪軸組立作業時における不正行為(データ差し替え)の調査が目的。
不正件数は北海道支社輪西車両所が貨車319両、関東支社川崎車両所が貨車275両、関西支社広島車両所が機関車4両と貨車33両と報告している。また、山陽線新山口駅構内で発生した貨物列車脱線事故の脱線車両にも、同様の検査結果差し替えが行われた輪軸が使われていた。
当面の対応としては、当該列車の運用停止と輪軸の検査を実施するとしているほか、不正行為があった車両所での輪軸組立作業を停止するとしている。