メディパルHD/子会社が医薬品のドローン配送に協力支援、長崎で実験

2025年11月20日/IT・機器

メディパルホールディングスは11月20日、連結子会社である東七が、長崎県南松浦郡新上五島町青方郷地区にて実施した、ドローンレベル4飛行による医療用医薬品等の配送実証実験に、協力支援を行ったと発表した。

<長崎県上五島病院の屋上に着陸するドローンの様子>
20251120medipalHD01 - メディパルHD/子会社が医薬品のドローン配送に協力支援、長崎で実験

実証実験では、長崎県でドローン物流サービス事業を行うそらいいな社が、新上五島町青方郷地区において国土交通省航空局から全国初となるエリア包括でのレベル4飛行(有人地帯における目視外飛行)の許可・承認を取得し実施。

なお実験では、これに加えて、将来的に固定翼型のドローンでの軒先配送(建物の入り口、玄関先)までを見据え、従来の固定翼型とマルチコプター型ドローンを組み合わせた配送を実施している。

具体的には、固定翼機を用いて新上五島町青方で運用中の投下場所まで配送。その後、同地点で荷物をマルチコプター型ドローンに載せ替え、エリア単位でのレベル4飛行許可のもと市街地上空を飛行し、長崎県上五島病院の屋上まで医療用医薬品の配送を行った。

<青方郷の中継地点から離陸するドローンの様子>
20251120medipalHD02 - メディパルHD/子会社が医薬品のドローン配送に協力支援、長崎で実験

東七は、1906年の創業以来、長崎県で医療用医薬品等卸売事業を中心に地域密着型の事業を展開している歴史ある企業。そらいいな社とは2021年7月に長崎県五島列島での医療用医薬品のドローン配送委託の開始について長期の実証契約を締結している。

今回の実証実験では、そらいいな社に対して、医療用医薬品の配送条件など配送に関わる助言および医療用医薬品の提供を行った。

連載 物流の読解術 第30回:物流の効率化のための検討項目 -効率化を考える(9)-

関連記事

ドローンに関する最新ニュース

一覧を見る

医薬品に関する最新ニュース

一覧を見る

長崎県に関する最新ニュース

一覧を見る

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース