商船三井は10月15~17日、Global Maritime Forum(本部デンマーク)が東京で開催した2024年次サミットに参加した。
Global Maritime Forumは2017年に設立された国際的な非営利団体で、世界の海上貿易の未来づくりに取り組んでいる。
サミットでは「海運の脱炭素化」と「人材の持続可能性」を海運業界が団結して取り組むべき課題だとし、海事バリューチェーンのあらゆる分野のリーダー約200人が議論を交わした。
オープニングイベントのパネルディスカッションでは、橋本剛 社長が登壇し、国際海事機関(IMO)のアルセーニョ・アントニオ・ドミンゲス・ベラスコ事務局長らと海事産業を取り巻くESG課題や情勢について語り合った。
またサミットの本会議では、Global Maritime Forumの諮問委員を務める田中利明 副社長や、渡邉達郎チーフ・サステナビリティ・オフィサーらも参加。他分野から集まったリーダーたちと、脱炭素、船上・陸上でのダイバーシティ促進、造船・船舶リサイクル・循環経済などについて意見交換した。
また報道向けにイベントの説明会も開き、渡邉氏やドミンゲス事務局長らが登壇した。商船三井としては今後も、海運業界の発展に注力する団体と協力していきたいとしている。
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