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SGHD 決算/4~9月の売上高10.0%増、宅配個数減でデリバリー事業は減益

2024年11月08日/決算

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SGホールディングスは11月8日、2025年3月期第2四半期決算で、売上高7080億2900万円(前年同期比10.0%増)、営業利益391億2700万円(0.7%増)、経常利益387億4000万円(1.8%減)、親会社に帰属する当期純利益254億9100万円(0%)と発表した。

同日行った決算説明会で、川中子勝浩 取締役経営企画担当は、デリバリー事業では物価高を背景に消費者マインドの改善に足踏みがみられ、宅配便の取扱個数が減少したことなどを説明。

コストコントロールする一方、パートナー企業への委託単価引き上げなどで費用は増加傾向にあり、置き配を選択できるサービスを開始するなど生産性にも取り組んでいるが、セグメントの売上高は5004億200万円(0.9%減)、営業利益は294億7600万円(14.6%減)となった。

ロジスティクス事業は、海上・航空運賃は紅海・スエズ運河の通航回避による海上輸送の混乱や、それに伴う航空輸送のシフトに加え、北米の港湾労使交渉の難航懸念による海上輸送の出荷前倒しなどにより上昇、海上・航空取扱量が増加。

セグメントの売上高は1661億9300万円(56.3%増)、営業利益は34億5700万円(前期は14億3900万円の営業損失)となった。

業績予想については、デリバリー事業の業績が想定を下回ったことや、ロジスティクス事業、不動産事業の業績が想定を上回ったこと、また低温物流に強みを持つC&Fロジホールディングスを連結子会社化したことによるEC・宅配領域の収益拡大などを踏まえて修正。

通期は、売上高1兆4700億円(11.6%増)、営業利益900億円(0.9%増)、経常利益910億円(0.2%増)、親会社に帰属する当期純利益600億円(3.0%増)を見込んでいる。

なお、説明会で川中子取締役は、長期ビジョンと次期中期経営計画に関して「宅配便の競争力向上、ロジスティクスの高度化とTMSの拡大、低温物流ソリューションの拡大、グローバル物流の基盤拡大により持続的な成長を実現する」などと方向性を説明した。

SGHD 決算/4~6月の売上高は5.0%増、営業利益4.1%増

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