日新が11月12日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高934億5200万円(前年同期比13.5%増)、営業利益45億4300万円(10.1%増)、経常利益49億7400万円(3.3%増)、親会社に帰属する当期純利益77億4300万円(112.6%増)となった。
セグメント別で物流事業は、売上高883億5500万円(12.9%増)、営業利益35億7800万円(3.2%増)だった。
地域別にみると、日本では自動車関連貨物や食品、化学品等の取り扱いが堅調。倉庫業務ではEC関連貨物の取り扱いが新たに始まるなど順調に推移した。
アジアでは、マレーシアで倉庫業務が堅調、インドも国内配送業務が好調に推移したが、タイやベトナムで輸出航空貨物の取り扱いが減少した。
中国では、景気回復の遅れや価格競争の影響が続き、売上、利益ともに計画を下回って推移。
米州では自動車関連貨物の取り扱いに回復の兆しが見えたものの、計画には届かず。メキシコで自動車関連貨物の航空輸出取り扱いや国内輸送業務が収益に寄与した。
欧州では、ポーランドで倉庫業務が堅調に推移し収支を牽引するなど、計画を上回って推移。ベルギーやオーストリアでは機械設備や食品等の航空輸出の取り扱いが収益に貢献した。
通期は、売上高1830億円(7.7%増)、営業利益91億円(12.7%増)、経常利益98億円(3.6%増)、親会社に帰属する当期純利益103億円(19.1%増)を見込んでいる。
NXHD 決算/1~9月の売上高13.4%増、営業利益31.8%減