をくだ屋技研は11月11日、環境に配慮した新しい運搬機器「パステルシリーズ」を開発したと発表した。
同製品は、従来の作動油に代わり、海洋汚染の低減とCO2削減に寄与する「水系制御液」を採用し、持続可能な物流機器として開発された。
「水系制御液」は従来のオイルとは異なり、その成分の約70%が水で構成され、環境負荷を大幅に低減する。この特性により、万が一液漏れが発生した場合でも海洋汚染を最小限に抑え、環境保護に貢献できる。
また、オイルに比べて製造および使用時のCO2排出量が少なく、カーボンニュートラルの達成にも寄与するという。
パステルシリーズの第一弾として、同社は「環境配慮キャッチパレットトラック」を発売。今後は、この「水系制御液」を搭載した製品のラインナップを拡充し、環境負荷低減を追求していく。
SDGs(持続可能な開発目標)およびカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させ、持続可能な未来の実現に向けて努めていくとしている。