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NTTロジスコ/グループ優良事例報告会を開催 発表数は17チーム

2024年11月26日/SCM・経営

NTTロジスコは11月14日~15日に、「2024年度NTTロジスコグループ優良事例報告会」を開催した。

NTTロジスコグループでは、生産性およびサービス品質向上を目的として、日頃からTPS(トヨタ生産方式)の手法をベースとした独自の改善・標準化手法のLGPS(Logisco Production System)に基づく5S・改善活動に取り組んでいる。

加えてサプライチェーンの最適化を継続的に顧客へ提案しており、2010年以降それらの活動成果の報告会を毎年開催している。

<優良事例報告会の様子>
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今年は、全組織から17チームが参加。同社全従業員が会場とオンラインで出席し、ミッションである「お客様にご満足いただける安全かつ最先端の物流」と「お客様のサプライチェーン最適化に貢献」をテーマに、参加者の間で活発な意見交換を行った。

NTTロジスコグループは、今後も経営ビジョンの実現に向け、改善・標準化、DXを推進し、「サプライチェーントータルコーディネーター(SCTC)」を目指していくとしている。

■上位3チームの発表内容

順位 部署 事例概要
1位 八尾
物流センター
「過去と現在と未来と – 医療機器物流の多種多様な改善 –」
返却品受入れ作業の様々な問題点に対し、レイアウト・作業設備・手順を見直し、生産性の向上、コスト削減を実現。改善の基本である5Sを徹底し、「ムダ」の削減により作業時間を削減、加えて、突発的な荷量増や欠員等の波動に対応するため、入荷・出荷・返品作業間の多能工化を実施したことにより、時間外作業を大幅に削減。
2位 札幌
物流センター
「品質の追求!みんなのスマイルを守るため、3つのチーズでクレーム・事故を撲滅!」
事故の発生を視覚的に示す「スイスチーズモデル」※の概念を元に改善に着手。3つの対策(作業ミス発生時の対応ルールやマニュアルの更新作業のルール作成、スキルアップのための勉強会の開催、ミスに対する意識向上を醸成させるためのグループディスカッションの実施)により、クレーム・事故0件の継続およびサービス品質向上を実現。個人の「マインド」についても着目し、メンバーのエンゲージメント向上にも寄与。
※事故への対策をスライスされたチーズの壁、ミスをチーズの穴と見立て、複数のミスが重なった時に各層に存在する穴が貫通し事故が発生するという考え方
3位 東日本マーケティング
ロジスティクスセンター
「新型通信機器ピーク時出荷目標達成へのチャレンジ~沢山のお客様にいち早く届けるために~ 」
最繁忙期における出荷量増加に伴うデジタルピッキングシステムの作業時間増等の問題に対し、作業工程別の人員配置の見直しや、同梱する販促物の事前セット化によりピッキング作業の効率化を実現。荷量波動に対しても人員の補充や設備を改修することなく、通常時の約3倍の出荷件数に対応可能な体制を構築。

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