エニキャリはFJアーバンオペレーションズと提携し、12月1日より「キャナルシティ博多」にて、来館者向け手荷物預かり・配送サービスの実証実験を開始した。
「キャナルシティ博多」は、九州有数の大型複合商業施設。実証実験では、同施設内のの手荷物預かり所「HAKATA Delivery Cloak」から、博多・天神エリアのホテルまたはJR博多駅へ、手荷物や購入品を当日中に配送する。
多言語対応の専用スマホサイトを活用し、インバウンドをはじめとする観光客の利便性向上と手ぶら観光による地域経済への貢献が期待できるという。
利用する際は二次元コードをスマホでスキャンして手続きを行い、預り所から手荷物や購入品を預け、JR博多駅や指定ホテルで受け取る流れとなる。
これまでエニキャリは、JR博多駅からホテルへ手荷物を配送するサービスを行ってきた。手荷物や購入品の預かり・配送サービスの導入を検討してきたFJアーバンオペレーションズが、こうしたエニキャリの実績を評価する形で今回の提携に至ったという。
今後は、実証実験で得られたデータを活用し、購入店舗での受付を含むサービスの改善に取り組みつつ、FJアーバンオペレーションズと連携して事業化を検討する。
さらにエニキャリは、他の施設や都市への展開を視野に入れ、観光地や商業施設での持続可能な”手ぶら観光”を支える物流モデルを構築するという。これにより、多くの企業や団体が連携するエコシステムの実現を目指すとしている。
■サービス概要
実施期間:2024年12月1日~(終了時期未定)
受付場所:手荷物預かり所「HAKATA Delivery Cloak」(キャナルシティ博多 センターウォーク2階)
受付時間:11:00~18:00
配送先:博多・天神エリアのホテル、JR博多駅
料金:未定
運営:株式会社エニキャリ