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イクヨ/主要顧客の移転による運送費負担の増加等により工場を譲渡

2025年01月17日/生産

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イクヨは1月17日、固定資産の譲渡契約及び一時使用賃貸借契約を締結すると発表した。

同社の厚木工場は1964年に設置。築60年経過による老朽化とともに、設備の逐次追加等による動線の複雑化から生産性の向上に限界が生じていたことに加え、主要顧客の移転による運送費負担の増加等から収益性の確保が困難な状況となっており、顧客に近接した新拠点への移転等の再生プランを進めている。

また、2024年9月25日付で開示した「Kunshan Veritas Automotive Systems Co., Ltd.株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」のとおり、ドイツに本社を有し、自動車部品の製造販売を行う Veritas AG の中国の昆山所在の子会社であるKunshan Veritas Automotive Systems Co., Ltd.(昆山偉理塑汽車部件)の株式の取得を決議しているが、Kunshan Veritas社の株式の取得代金が、2025年3月末に取得する5100株(議決権所有割合51%)について2400万米ドル(1ドル155円で換算すると37億2000万円)と確定した。

そのため、新拠点への移転等の費用及びKunshan Veritas社の株式の取得代金に充当するため、今般、厚木工場の土地をセール・アンド・リースバック方式で譲渡することを決議した。なお、譲渡実施後も一時使用賃貸借契約により土地の使用を継続することから、同社の本社所在地の変更はない。

譲渡先、譲渡価額、帳簿価額は非公表、譲渡益は70億6800万円。

■譲渡および賃借資産の内容
土地
所在地:神奈川県厚木市上依知3019
面積:3万2755m2
現況:本社及び自動車用部品等の製造工場用地として使用

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