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電源開発、飯野海運/燃料輸送船にローターセイル搭載し航海が無事完了

2025年01月29日/IT・機器

飯野海運と電源開発(Jパワー)は1月29日、燃料輸送船「YODOHIME(よどひめ)」にNorsepower Oy Ltd.製のローターセイル(風力推進補助装置)を搭載することを決定したが、2024年12月に搭載工事を実施し、1月に搭載後初めての航海を無事完了したと発表した。

<ローターセイルを搭載した本船>
20250129jpower1 - 電源開発、飯野海運/燃料輸送船にローターセイル搭載し航海が無事完了

今回本船の船首楼に搭載されたローターセイル(高さ24m×直径4m)は、最新のAI技術を採用し、センサーで検知した風向・風速等の気象情報を用いて円筒帆の回転方向および回転数を自動制御している。その円筒帆の回転によるマグヌス効果によって推進力を生み、航海最適化システムとの併用により、約6~10%の燃料消費量およびCO2排出量の削減が見込まれている。

飯野海運としてノースパワー社製ローターセイルの搭載は大型ガス船(VLGC)に続く2例目であり、中期経営計画「The Adventure to Our Sustainable Future」においてテーマに掲げるカーボンニュートラルへの挑戦に向けて、今後もクリーンな海上輸送サービスの提供に向けた取組みを積極的に進めていくとしている。

Jパワーは燃料輸送船への風力推進補助装置の搭載完了は1例目であり、今後も2021年2月にJ-POWER“BLUE MISSION 2050”で掲げたカーボンニュートラルの実現に挑戦していくとしている。

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