LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ヤマトHD 決算/4~12月の売上高1.6%減、営業利益47.8%減

2025年02月03日/決算

ヤマトホールディングスが2月3日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高1兆3445億3100万円(前年同期比1.6%減)、営業利益262億6300万円(47.8%減)、経常利益267億1900万円(47.2%減)、親会社に帰属する当期純利益288億7500万円(38.5%減)となった。

第1四半期より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期との比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えて分析している。

セグメント別では、エクスプレス事業における外部顧客への売上高は、越境ECやBtoB-ECを中心に宅配便の取扱数量は増加したものの、投函サービスの取扱数量減少などにより1兆1857億6100万円となり、前年同期に比べ1.6%減少した。

営業利益は、オペレーティングコストの適正化に向けた取組みを推進したものの、新たなビジネスモデルの事業化に向けた費用が増加したことなどにより54億8000万円となり、前年同期に比べ219億7400万円減少した。

コントラクト・ロジスティクス事業における外部顧客への売上高は、前年同期の新型コロナウイルスワクチンや大型リコール案件に関するロジスティクスの反動減などにより609億1500万円となり、前年同期に比べ12.9%減少。営業利益は、オペレーションの効率化を進めたものの売上高の減少を補うには至らず45億9600万円となり、前年同期に比べ32億2600万円減少した。

グローバル事業における、外部顧客への売上高は、越境ECの取扱数量の増加などにより639億1600万円となり、前年同期に比べ13.8%増加。営業利益は、越境ECの取扱数量増加による営業収益の拡大に加え、国際フォワーディングの混載効率向上などにより71億1300万円となり、前年同期に比べ22億6900万円増加した。

モビリティ事業における、外部顧客への売上高は、契約車両台数の増加に加え、適正単価の収受などにより150億5400万円となり、前年同期に比べ0.5%増加。営業利益は、車両の整備や回送における委託費の増加などにより30億3300万円となり、前年同期に比べ4億円減少した。

その他では、第3四半期においては、引き続き顧客の業務効率化とエンドユーザーの利便性向上に資するITサービスの提供などを推進。外部顧客への売上高は188億8300万円となり、前年同期に比べ13億8500万円減少した。また、営業利益は61億3900万円となり、前年同期に比べ4億9200万円減少した。

通期は、売上高1兆7600億円(0.1%増)、営業利益100億円(75.0%減)、経常利益130億円(67.9%減)、親会社に帰属する当期純利益180億円(52.2%減)を見込んでいる。

ヤマトHD 決算/4~9月の売上高3.0%減、営業損失150億100万円

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース