上組は3月11日、系統用蓄電池事業を行う「東京都海の森蓄電所」の建設と、特別目的会社「東京都海の森バッテリー事業合同会社」の設立を決定したことを発表した。
「東京都海の森蓄電所」の建設は、上組が保有する上組東京多目的物流センター内で、再生可能エネルギー(再エネ)普及や系統電力の安定化に向けた系統用蓄電池事業を行うことを目的とする。
これに伴い、系統用蓄電池システムの導入・運営を行う特別目的会社「東京都海の森バッテリー事業合同会社」を、バンプージャパンとの共同出資で設立する。
なお、当該蓄電所は東京都の「再エネ導入拡大を見据えた系統用大規模蓄電池導入支援事業」に選定された、東京都内で新設される初めての蓄電所となる。
上組は、中期経営計画の重点戦略に掲げる「新規事業の開拓」の一つとして本事業へ参入することで、系統電力の需給バランスの安定化を通じて、日本の再エネ導入促進やカーボンニュートラルな社会の実現に貢献していくとしている。
■特定目的会社「東京都海の森バッテリー事業合同会社」の概要
所在地 :東京都江東区海の森1-3-4
事業内容 :系統用蓄電池システムの導入・運営
■東京都海の森蓄電所の概要
所在地 :東京都江東区海の森1-3-4
能力 :出力1999kW、容量8226kWh
着工 :2027年1月(予定)
竣工 :2028年4月(予定)
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