茨城乳配は、水戸市のワーキングホリデー事業「水戸deワーホリ(水戸で『働く』暮らし体験事業、ふるさとワーキングホリデー・水戸)」に協力し、学生の受け入れを行なったと発表した。
ワーキングホリデー事業とは、学生を対象に、日本中のふるさとで地域の仕事を体験しながら、地域の人たちとの交流や学びを通じてリアルな地域の暮らしを体験し、移住や地域の活性化のきっかけをつくる制度。
総務省が旗振り役となって実施しているふるさとワーキングホリデー事業に茨城乳配も協力した。水戸市が当事業を行い、関東地方の自治体で初の実施となる。
水戸市のワーホリでは同社の他、水戸市から協力の打診を受けた市内の福祉、製造、建築業界が協力し、学生の受け入れを行なった。全国のワーホリでは仕事体験を受け入れる団体は農業法人やキャンプ場、伝統品、観光カフェなどの観光や自然、アクティビティな業界がメインとなるが、物流企業による協力も全国でも珍しく、倉庫内作業(地域のドラックストア様向けのピッキング作業)や事務所内業務(配送資料・労務管理資料等の作成)、安全管理、ドライバーの採用活動などの実務を4日間に渡って体験してもらった。
地域社会を物流面で支える物流企業のやりがいや責任、そして、リアルに働くことを学んだ。
参加学生は2週間の水戸市滞在期間のうち、4日の就業体験を2社ずつ行い、週末などは水戸市周辺を観光し、水戸市での仕事と休日の生活を体験した。
今回参加した学生たちも全員が県外の学生であり、今回の2週間の経験で将来の就職先として水戸市を考えたいとの感想があった。水戸市では来年度以降も実施を考えているとのことで、引き続き協力していきたいとしている。
吉川 国之社長は「水戸は仕事をするにも住むにも良いところ。地域社会を支える物流業界のやりがいを感じてもらうと同時に、将来的に水戸に住みたいと思ってもらえたら嬉しい」とコメント。