SGホールディングスは3月19日、佐川急便が保有する「高尾100年の森」が、環境省の「自然共生サイト」に認定されたと発表した。
「高尾100年の森」とは、東京都八王子市の山林約50ヘクタールを対象にした、地球温暖化防止に役立つ里山の再生活動。佐川急便が100年という長期ビジョンで進めている。
「自然共生サイト」に認定されるには、里地里山といった二次的な自然環境に特徴的な生態系を持つ場があることと、越冬、休息、繁殖、採餌、移動(渡り)など動物の生活史にとって重要な場であることが求められる。
「高尾100年の森」では、企業、教育機関、専門家などと協働し、里山再生を推進。希少種を含む在来動植物の生息や、親子や学生向けの教育の場として解放するなどの活動が評価され、認定に至った。
佐川急便は、認定を維持することは、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全することを目指す国際的な目標「30by30」達成にも寄与すると考え、自然との共生を目指した森の保全活動に取り組むとしている。