国土交通省は6月2日、港湾全体の生産性向上へ保有・運用している「サイバーポート」を、東京港青海A4ターミナルと横浜港本牧BCターミナルにおいてから連携開始する。
サイバーポートは、港湾物流や行政手続等の港湾関連手続を電子化するデータプラットフォーム。
両ターミナルでは、2023年にサイバーポートの「ターミナル問合せ機能」(デマレージ料の問合せ等)を導入しており、直近の利用率は95%に達している。
一方、実入コンテナの搬入・搬出等については、ターミナル運営者のwebサイトでの対応のみとなっており、海貨業者はサイバーポートとターミナル運営者のwebサイトを使い分ける必要があった。
こうした背景から、海貨業者・ターミナル双方の更なる業務の効率を図るため、サイバーポートとの連携を拡大。これにより両ターミナルでは、コンテナの搬入・搬出等のターミナルへの手続をサイバーポートで一元的に行うことができ、ゲート通過時間の短縮等が可能となる。
国交省では今後、全国に先駆けた両ターミナルでの先行事例を水平展開するため、全国のターミナルへの導入支援を進める方針だ。
■詳細は、Cyber Portポータルサイトを参照
https://www.cyber-port.net/ja/information/detail/185