昨年12月にベトナム・ホーチミン市に現地法人を開設した国際複合一貫輸送のフライングフィッシュは5月23日、ベトナムから日本への水産品や同加工品、生鮮食材などの貨物を、ワンストップで、少量単位での利用も可能な「リーファー(冷凍定温)混載便」のテスト輸送を開始すると発表した。
サービスの流れは、6月下旬にホーチミンの保税冷凍倉庫荷受け開始、ホーチミン港への搬入。7月2日にホーチミン港を出港予定。7月中旬に横浜港にて陸揚げ~川崎の保税冷凍倉庫へ搬入、貨物引渡しの予定だ。
特徴は、マイナス20℃~マイナス18℃の冷凍温度帯で鮮魚、精肉、野菜や果物並びにそれらの冷凍加工品輸送に適している。日本到着時に滞りなく通関出来るよう、ベトナム側で顧客に必要な情報を提供する。また、ベトナムでは輸出専用の加工貿易も発展しており、これらの企業からの貨物にも対応している。そして、輸送に必要な貨物へのラベル貼りや梱包、詰め替えと言った付帯作業も手配も可能だ。
ベトナム法人の佐藤代表は「長年培ってきた緻密な温度管理を要する食品・食材の輸送実績を活かし、近年急速に増えつつあるベトナムからの冷凍貨物を、より手軽に、航空便に比べて割安に輸送できるようサービスを開始した。少量貨物でもリーズナブルで安全な輸送を約束できる。また、ベトナムからの様々な食品輸入を検討しているされている事業者へ、信頼できるサプライヤーを紹介することも可能」と述べている。