日本物流団体連合会(物流連)は6月13日、第26回「物流環境大賞」の受賞者を決定した。
同賞は、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献された団体・企業または個人を表彰する制度。
選考委員会による選考の結果、「物流環境大賞」には、つがる弘前農業協同組合、日本通運 仙台支店など4者が取り組んだ「青森県産りんご モーダルシフトの取り組み」が選ばれた。
CO2削減量が大きいことに加え、農産物の大規模なモーダルシフト例が少ないこと、荷主と物流事業者が一体となって2024年問題に対応していること、出荷が収穫時期に集中しがちな農産物輸送において、出荷の年間平準化に取り組んでいることなどが評価された。
今回は過去最高(32件)に近い31件の応募があり、多様なモーダルシフトの案件が多く寄せられたという。
大賞のほか、「 低炭素物流推進賞」3件、「サステナブル活動賞」3件、「先進技術賞」3件、「日本物流記者会賞」1件、「奨励賞」20件と、多数の賞の贈呈が決定。表彰式は、6月30日に「東京プリンスホテル」で開催される。