明治は2025年7月1日出荷分、8月1日出荷分、および9月1日出荷分より各種商品の価格改定を行うと発表した。また、9月1日発売分よりチーズの内容量変更を実施する。
世界的な需要拡大などの影響により、多くの原材料について高止まりが続いているほか、人手不足やエネルギーコストの上昇といった、製造・物流に関連したコストが上昇している。
また、飼料価格の高騰などにより生乳生産コストが上昇する中、2025年6月1日より、指定生乳生産者団体と乳製品向けの生乳取引価格を引き上げることで合意したという。
こうしたコスト上昇を吸収すべく対策を講じてきたものの、現状価格による販売継続が難しくなったことから、今回の価格改定に踏み切ったとしている。
なお各種商品の価格改定は出荷価格において約2~17%の値上げとなる。
■価格改定の対象商品
改定時期 | 商品・品数 | 改定率 |
2025年7月1日 | チーズ:13品 | 約3~4% |
バター・油脂類:7品 | 約3~11% | |
2025年8月1日 | ヨーグルト:60品 | 約2~17% |
牛乳:13品 | ||
飲料:19品 | ||
プロテイン飲料:15品 | ||
宅配専用品:23品 | 約3~9% | |
2025年9月1日 | アイスクリーム:20品 | 約5~9% |
常温クリーム類:3品 | 約10% | |
スープ:8品 | 約10~12% |
月桂冠/酒類163品目を最大約20%値上げ 物流費高騰も要因