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共栄タンカー/子会社の保有船がメキシコで荷揚げした後出港許可下りず、譲渡契約終了

2025年08月18日/国際

共栄タンカーは8月18日、子会社Kyoei Tanker Singapore Pte. Ltd.(KTS社)が所有する油送船が本年3月21日にメキシコでの貨物の荷揚げを完了以降現地当局からの出港許可が下りず停泊を続けていると発表した。

KTS社は本船を予定通りに譲渡するため、メキシコ当局との本船の出港許可を求める協議に加えて、司法手続きも開始したが、本日時点においても出港の見通しが立っていない。

本船の譲渡時期については、契約に則り当初譲渡期限から30日間の延長がされていた。しかしながら、延長後期日である 2025年8月17日までに本船を譲渡することができず、契約に則り同日を以って譲渡契約(本契約)は終了することとなった。

KTS社は引き続き、現地弁護士と連携のもと、当局との協議、及び裁判所における司法手続きを通じて、本船が直ちに出港できるよう許可を求めている。また、本契約は一旦終了となったが、譲渡に向けた方針は継続している。

なお、6月30日に発表した内容では、現地報道や一部の海外報道によると、貨物の輸入手続きにおいて違法行為があったとして、メキシコ当局が捜査を行っているとのこと。これに対し、KTS社は、当該違法行為について一切、関与していない。また KTS社は、これらの報道で言及されている人物や法人についても一切の認識及び関係はない、としている。KTS社は、本船の所有者として、契約に基づく義務を履行するため、本件貨物を米国からメキシコまで運送したものであり、メキシコ国内における税関申告、貨物の保管、その他輸入に関する業務には一切関与していない、としている。

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