阪急阪神エクスプレスは3月12日、メキシコ法人がメキシコ中央高原のバヒオ営業所併設の倉庫を拡張し、ロジスティクス事業を強化したと発表した。同倉庫に隣接するスペースを3月1日から新たに賃借し、倉庫面積は約3倍となった。
メキシコは2024年に過去最高の自動車生産を達成し、今後も中長期的な成長が見込まれている。倉庫が立地するグアナファト州プエルトインテリオール工業団地は、自動車産業の盛んなメキシコ中央高原の中心に位置しており、物流・サプライチェーンのハブ拠点として陸路、海路、空路ともに利便性が高い。
メキシコ法人には現在4名のスタッフが常駐しており、そのうち2名が倉庫選任で業務を担当。自社オペレーションならではの迅速かつきめ細やかなサービスを強みとし、入庫・保管・ラベル貼付・出庫・配送、在庫管理までの付帯業務を含めた3PL業務を中心に、ロジスティクス事業の拡大に注力していく考え。
また、今後は顧客の要望に合わせたサービス内容の拡充、倉庫面積の更なる拡張、より付加価値の高い認証の取得などを目指し、事業活動を行っていくとしている。
阪神エクスプレスはメキシコシティに2013年4月本社を設立。バビオ営業所・倉庫を2016年7月に開設した。その後、メキシコ国内に3か所の営業所を設けている。
■バヒオ営業所・倉庫概要名称:HANKYU HANSHIN EXPRESS MEXICO S.A. DE C.V.
Bajio Sales Office & Warehouse
住所:Circuito Santa Fe No. 189, Parque Industrial “Santa Fe Ⅲ” del Municipio de Silao de la Victoria, Guanajuato, C.P. 36275
増床日:2025年3月1日
倉庫面積:約2986m2(うち事務所 約50m2)
倉庫設備:セキュリティカメラ、火災報知器
業務内容:貨物保管管理、ディストリビューションサービス(仕分け/発送)、集配送手配
阪急阪神エクスプレス/2月の航空輸出取り扱い件数11.1%増