商船三井は9月5日、グループのMOL(Europe Africa)Ltd.が英国の海事関係者や地域社会でグループのプレゼンスを高めることを目的に2024年8月より邦船社として初めて法人会員契約を締結していたグリニッジ王立博物館(RMG)との契約を更新したと発表した。
<Prince Philip Maritime Collection Centreにおける社会貢献活動>
RMGとの法人パートナーシップを通じ、MOLEAはRMGと共に地域社会との連携を深めながら次世代に海運産業の魅力と重要性を伝える活動を推進していく。また、従業員に海事の歴史を学ぶ機会を提供し、その理解を促すとともに、ロンドン内外の海事分野の多様なステークホルダーとの交流を活性化させる。
これまでの活動では、RMGが地元の学生に海事産業を紹介する機会として、今年初めて開催した「キャリアデー」において、ロンドンのMOLグループの社員が、市内の学校に通う約300人の学生と交流し、事業の紹介や海運業界でのキャリアの選択肢を伝えた。
<RMGの学芸員による講演(MOLEAロンドンオフィスにて)>
また、MOLグループ社員がRMGの施設内で子供たちが利用する部屋の天井パネルに金箔を施す社会貢献活動も行った。その他、MOLEAのロンドンオフィスでは、グループ社員向けにRMGから専門家を招き、船舶設計の進化についての講演も開催した。
RMGとのパートナーシップは、グループ社員に社会貢献活動に参加する機会や、英国の海事遺産の素晴らしさを学ぶ機会を提供する事により、社内エンゲージメント向上にも寄与している。
商船三井/フィリピン商船大学で卒業生129人の新たな門出を応援