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川崎重工/LPG燃料推進LPG・アンモニア運搬船を引き渡し

2025年09月05日/IT・機器

川崎重工業(川崎重工)は9月5日、KAGAYAKI MARITIMA S.A.向けに8万6700m3型LPG(液化石油ガス)燃料推進LPG/アンモニア運搬船「LUNA PATHFINDER」を引き渡した。

<LPG燃料推進LPG/アンモニア運搬船「LUNA PATHFINDER」>
20250905kline - 川崎重工/LPG燃料推進LPG・アンモニア運搬船を引き渡し

従来の8万4000m3型LPG運搬船から積み荷容量を増加させ、アンモニアの運搬も可能にした最新船型。

低炭素エネルギーとして既に活用されているLPGと、脱炭素社会の新たな燃料として将来的に活用が期待されるアンモニアを運搬可能で、混載して同時に運搬することもできる。

また、世界の主要LPGターミナルに入港できるよう全長や幅などの船体主要目を従来船型から大きく変えることなく、カーゴタンクの容積を拡大した。

さらに、主機からプロペラにつながる軸に軸発電機を搭載しており、主機出力から船内電力を賄うことができる。軸発電機の稼働により通常航海中はディーゼル発電機を停止させ、少量のパイロット燃料を除き、完全LPG燃料航行が可能となり、より環境に配慮した船となっている。

■主要目
全長×幅×深さ:229.90m×37.20m×21.90m
満載喫水:11.65m
航海速力:約17.0ノット
定員:30名
総トン数:4万9561トン
載貨重量:5万6380トン
貨物倉容積:8万6920m3
主機関:川崎- MAN B&W 6G60ME-C10.5-LGIP  1基
船級・船籍:日本海事協会(NK)・パナマ
引渡日:2025年9月5日

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