富士フイルムは9月25日、子会社でバイオ医薬品の開発・製造受託会社FUJIFILM Biotechnologiesが、米国ノースカロライナ州ホーリースプリングス市で建設を進めていた大型バイオ医薬品製造工場を開設したと発表した。
新拠点では本年中に、2万リットル動物細胞培養タンク8基の本格稼働を開始。2028年には同規模の培養タンク8基を追加し、北米におけるバイオ医薬品の開発・製造受託会社として最大級の原薬生産能力を持つことになる。
総額32億ドルを投資して建設する新拠点では、原薬製造に加え、製剤の受託もでき、2026年には包装工程まで含め一貫した受託体制が整う。現在は680人の従業員が勤務し、2031年までに計1400人を雇用する計画。