荏原製作所は11月17日、グループ会社のMachinery Korea Incorporatedが韓国市場でのドライ真空ポンプの製品供給体制およびアフターサービス基盤のさらなる強化を目的とし、同国で2拠点目となるドライ真空ポンプのオーバーホール（OH）工場を京畿道平沢市に新設すると発表した。
＜完成予想図＞
今回の新設により、韓国の主要顧客向けの需要増加に対応するOH能力の拡充および、安定供給・短納期化による顧客満足度向上を目指す。
また、ESGや省エネルギー対応を意識した最新設備を導入することで、環境負荷低減にも貢献する。
なお、半導体市場では、技術の進化や生成AIなどによる需要拡大が予測されており、製造現場では欠かせないドライ真空ポンプのOHサービスの重要性も一層高まっている。韓国では1997年より、今回新設する第二工場の近隣で既存のOH工場を稼働させているが、より迅速かつ安定したサービス提供体制の構築を目的に、このたびOH第二工場の新設を決定したもの。
■概要
所在地 : 大韓民国京畿道平沢市（平沢ブレインシティ一般産業団地内）
施設内容 : ドライ真空ポンプオーバーホール工場（第二工場）
敷地面積 : 約1万3000m2
着工時期 : 2025年10月末
竣工時期 : 2026年12月（2027年1月稼働開始予定）
投資総額 : 非開示
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