川崎汽船は10月8日、グループ会社が保有するLPG船の海難事故を想定した大規模事故対応演習を実施した。
演習は本船が大阪湾で内航タンカーと衝突し、相手船から漏油、また相手船の乗組員が落水、本船の乗組員も負傷したという想定で行った。
本社に事故対策本部を設置し同社と船舶管理会社で対応を協議、社内外関係者との連携や情報共有、模擬記者会見を行うまでの一連のプロセスを実施し、緊急対応体制を確認した。
模擬記者会見では記者役から多くの質問がよせられ、本番さながらの緊張感のある会見となったという。
同社は海運会社の社会的責任として船舶の安全運航を最優先課題と位置付けており、今後もこうした演習により不測の事態に備え、安全運航に取り組んでいきたいとしている。
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