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Booost/荷主企業の輸送関連エネルギー使用量・排出量の算定支援ソリューション

2025年11月05日/IT・機器

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企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を支援するBooostは11月5日、物流・運輸業界特化型のソリューション「booost Logistics」(ブースト・ロジスティクス)の提供を開始。自家輸送(Scope1)と委託輸送(Scope3)の温室効果ガス(GHG)排出量と、省エネ法に基づくエネルギー使用量を一元的に算定・管理できる体制構築を可能とし、荷主企業での輸送に関わるエネルギー使用量・排出量の算定を支援する。

<「booost Logistics」の画面イメージ>
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省エネ法では、一定規模以上の年間輸送量を持つ「特定荷主」に対して、エネルギー使用量の定期報告が義務付けられているが、委託輸送の比重が高い食品・流通業界などでは、委託先運送会社との間でExcel帳票による煩雑なやり取りが常態化しており、属人的で非効率な業務運用が課題となっている。

近年ではScope3排出量の算定ニーズが高まっており、GHGプロトコルに準拠したCategory4(仕入れ輸送)、Category9(出荷輸送)の可視化が求められていることから、輸送排出量を可視化する新機能を開発した。

「booost Logistics」は、Booostが開発した輸送排出量可視化モジュールで、「Scope1・3」を一元管理できるほか、省エネ法に基づく報告用レポートの自動出力にも対応。輸送モードごと(トラック・船舶・鉄道・航空)の活動量データ入力、各種算定方式(燃料法・燃費法・改良トンキロ法・従来トンキロ法)による算出も可能となる。

委託先運送会社の活動量を車両単位で記録・集計可能で、燃料法・燃費法・トンキロ法など多様な算定方式に対応する。

省エネ法・温対法・フロン法電子報告システム(EEGS)に最適な形式で出力可能で、排出量だけでなく、特定荷主が報告義務を負う「エネルギー使用量」の算出にも対応する。

今後は、Scope3排出量のさらなる精緻化に向け、輸送中の冷媒漏えいに伴う排出への対応や、車両・施設の製造に伴うライフサイクル排出量(LCI)への対応などを進める。

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