日本通運/「Sea & Rail」に、新日本海ルート(新潟港―苫小牧東港)を追加

2025年11月25日/3PL・物流企業

日本通運は11月25日、新日本海フェリーと連携し、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせたモーダルコンビネーション型輸送サービス「Sea & Rail 新日本海ルート(新潟港―苫小牧東港)」を12月1日から開始すると発表した。

<新日本海ルート(新潟港―苫小牧東港)の告知>
20251125nittsu - 日本通運/「Sea & Rail」に、新日本海ルート(新潟港―苫小牧東港)を追加

これは、トラックドライバーの時間外労働規制の強化を背景に、将来的な労働力不足も見込まれており、長距離トラック輸送への対応が今後の大きな課題となっている。このような状況の中、日本通運は、新日本海フェリーと連携し、津軽海峡を経由するモーダルコンビネーション型の輸送サービス「Sea & Rail 新日本海ルート(新潟港―苫小牧東港)」を新たに開発したもの。環境配慮と将来的な労働力不足への対応を両立する輸送サービスとして利用できる。

Sea & Rail サービスの特徴は、CO2排出量の削減に寄与する環境にやさしい輸送サービスで、顧客のサステナビリティ経営に貢献。トラックドライバーに対する時間外労働時間規制への対応策として効果的。輸送ルートを複線化し、災害発生時の輸送障害区間を回避できることで BCP(事業継続)にも有効。日本通運の独自コンテナである、鉄道・海上双方で使用可能な RSV コンテナを利用することで、貨物の取り出し・積み替えを行うことなく鉄道と海上の間を相互にシフト可能。鉄道やトラック輸送と組み合わせることで、港から離れた場所でも集配対応が可能、などを挙げている。

今後、船会社・フェリー会社等との連携による新たなルートの構築を進め、「Sea & Rail」サービスのさらなる拡充に取り組んでいくとしている。

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