日本郵船は1月8日に、横浜市の山下公園前で一般公開している「日本郵船氷川丸」の長期保存に向けた有識者会議を開催し、長期保存プロジェクトを本格始動する。
「日本郵船氷川丸」は、2016年に国が指定した重要文化財で、神奈川県横浜市の山下公園前に係留保存されている。1930年に北米航路用に竣工した貨客船で、戦前の日本で建造されたものでは唯一現存するものだ。
日本郵船は2024年から、氷川丸の長期保存のため、大規模修繕に向けた船体の安全性・健全性を確認する調査を進めてきた。引き続き各種調査を進行しつつ、現段階での調査結果を踏まえ、有識者会議を開催する。
会議には船舶の保存や建築に関する専門家などが参加し、大規模修繕に向けた基本方針や、横浜ウォーターフロントエリアの活性化につなげるための保存・展示方法などについて協議を進める。
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