日本郵船は7月、中華人民共和国の清華大学が実施する海外社会実践プログラムに協力し、学生10名に事業や日本の海運に関する講義を行うとともに、日本郵船東京コンテナターミナルと日本郵船氷川丸の見学を実施した。
7月22日に本店で、林光一郎調査グループ長が事業内容や日本の近代海運の歴史とその中で同社が果たした役割に関する講義を行った。また、日本郵船東京コンテナターミナルでは、数多くの海上コンテナを効率的に荷役し、首都圏の物流を支えていることを説明した。
参加者からは、日本と中国のコンテナターミナルを比較した特徴など多くの質問が寄せられ、日本の海運や港湾について知ってもらえる良い機会になったという。
7月24日には、横浜市の山下公園前で一般公開している歴史的貨客船「日本郵船氷川丸」を見学、航海当時の設備や船内生活について学ぶことで、海運の歴史と文化への理解を深めてもらった。
なお、清華大学は、学生のグローバルな能力を育成し、人とのつながりを促進するため、学生に海外社会実践プログラムへの参加を奨励しており、2025年の夏休みには、800人を超える教職員と学生を海外へ派遣、「グローバル開発における若者の行動」をテーマにした活動に取り組んでいる。このプログラムで海運や港湾を学ぶ10名の学生が8日間の日本訪問を実施することになり、訪問先の一つとして日本郵船が選ばれたもの。
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