日本通運は3月2日、現地法人のマレーシア日通が1月14日を発効日として、クアラルンプール国際空港支店で、マレーシア国内輸送の提供に関する医薬品の適正流通基準であるGDPの認証を取得したと発表した。
マレーシア日通では国内の病院に提供する医薬品配送業務を受託するとともに、クランロジスティクスセンター、クアラルンプール国際空港支店では既に医療機器物流の品質基準である GDPMD の認証を取得しており、医療機器の取り扱いを増やしている。
今後需要が増大するハラール認証を受けた医薬品について、顧客に安全、安心を届けられる物流を可能とし、ムスリム社会の発展にも貢献していく。
近年、マレーシアでは賃金や経済水準の上昇に伴い、国民の健康志向が高まってきており、製薬業界は政府によって成長と発展が目指される新しい成長分野のひとつとなっている。
また、マレーシア政府は JAKIM による医薬品のハラール認証のグローバルスタンダード化を目指しており、ムスリム市場に向けた医薬品のハラール物流の需要は今後増大することが予想されている。
なお、同社は今後も医薬品輸送の高度化・多様化するニーズに応えるサービスを拡充し、経営計画において重点産業と位置付ける医薬品産業の取り組みを強化していく。また、強みであるグローバルネットワークと連携した高品質輸送サービスの提供にも努めていくとしている。
■施設概要
名称:マレーシア日本通運 クアラルンプール国際空港支店
(NIPPON EXPRESS (MALAYSIA) SDN. BHD. KLIA BRANCH)
住所:Lot A-10 & 11 Malaysia Airlines Freight Forwarder Complex,
KLIA Free Commercial Zone,Southern Zone, Kuala Lumpur International
Airport 64000 Sepang, Selangor, MALAYSIA