ダイセーホールディングス(ダイセーHD)は11月12日、インドネシア現地法人「PT Daiseilog Indonesia」がインドネシアの全8拠点にてハラール認証を取得したと発表した。
ハラール認証は、飲料や食料の生産・加工だけでなく、流通や包装に至るまで、イスラム法に基づいた厳格な基準を満たしていることを証明する制度。インドネシアのハラール認証は、2019年に宗教省の下部組織として設立されたBPJPH(ハラール製品保証実施機関)によって管理されており、認証取得後も4年ごとの更新が必要となる。
物流業においては、各プロセスでハラール基準を順守した製品の取り扱いを徹底し、製品がアルコールやラードなど禁忌とされる物質に接触することなく、安全に管理されることが求められている。
インドネシアでは、ハラール商品保証法に基づき、ハラール表示の義務化が段階的に進行。2024年10月17日から義務化の開始が見込まれていたが、現在は延期されている。義務化に伴い、食品や飲料のみならず、化粧品、医薬品、文房具など幅広い製品分野でもハラール認証が必要となる。
Daiseilog Indonesiaは今回のハラール認証を通して、ハラール認証の義務化が進むインドネシアにおいて、より信頼性の高い物流サービスの提供が可能となったとしている。